空音のぬいさん遊び
- 2018/10/19
- 21:46
ぬいさんを咥えて遊んでいるくおん。貴重なショットです。

くおんは,このぬいさん以外では遊びません。

ことねも,遊ぶぬいさんは決まっていますが,くおんはことねに比べると,ぬいさんで遊ぶことは少ないです。
私がいつもトレーニングについて「その子を実際に見てみないとやり方がわからない」という理由が,実はコレなんです。
人間の幼児で,男の子の遊びって何でしょう?
ボール遊び? チャンバラごっこ? プロレスごっこ?
じゃあ,女の子の遊びは?
いやいや,そう簡単に括れるものじゃないですよね。
ワンコだって同じだと,私は思っています。
ボール遊びが大好きな子もいれば,全く無関心な子もいます。
人間の子と同じように,音に興味を示す子もいれば,音楽が大好きな子もいます。
ここまではいいでしょう?
人間には“犬”に対する固定概念があります。
たとえば,シッポを振っているときは喜んでいる。
じゃあ笑顔の人は皆,機嫌がいいのでしょうか?
確かに喜んでいるとき,ワンコはシッポを振りますが,その逆は真とは限りません。つまりシッポを振っていれば喜んでいるとは限らないのです。
耳をペタンと伏せるときも然り。極端な話,唸り声をあげて歯を剥きだしたとしても,心理状態はひとつではありません。
「犬は・・・」と一括りで言うのは時と場合によりけりで,ましてや我が子ならそういう固定概念で判断するのは安易すぎます。
このぬいさん。両端は押すとピーピー鳴るのですけど・・・くおんは歯が少ないから鳴らないねぇ。

この誤解の典型がくおんです。
くおんは今でもしょっちゅう唸ります。でもこれは威嚇ではなく,『イヤだ』の意志表示です。
もちろん矯正はできますが,ここまで沁みついてしまっているクセをやめさせるのは,ちと大変です。それよりこちらがそのことを理解してあげればそれで済むこと。
その子の好きなこと,嫌いなこと,性格,クセ・・・これらの理解がまず親としてやるべき最初のことですよね。
何度も書いてますが,ワンコは人間が思っているよりはるかに豊かな感情をもってますし,考える能力も高いです。
「犬だから・・・」ではなく,人間の幼児だと思って,わかってあげようとする気持ちを持ち続けることが一番大切なことだと思います。


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